シミーのブログ

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裏の目標エイドリアーン

目標を妨げてしまうものの1つに、「裏の目標」なるものがある。ボクサーの恋人が、表の目標として「試合、頑張って」を掲げていても、裏の目標が「試合に出て怪我してほしくない」だとすると、そのボクサーを止める行動をとってしまうようなことだ。エイドリアーン!

 

まずは、この裏の目標を自覚すること。そして書き出してみること。ついでに、表の目標を妨げている考え方、固定観念(常識)などとも併せて書き出してみると良い。

 

人の欲望は、存外に暗い。

 

暗くても強固な欲望に対し、何かかける言葉はあるだろうか。例えば、あるドラマで、恋人を殺された男が、殺人犯を刺し殺そうとするシーンがあった。復讐。彼に対し、彼女はそんなこと望んでない、と言うことはできる。ただ、凶行におよぶに至った彼が、その言葉で止まるとは思えない。彼女も裏の目標として、復讐を果たして欲しい、と望んでいたかもしれない。

 

彼に、子どもとか親とか、実際的に守らなければならない対象がいたならば、まだ可能性はあるかもしれない。でも、彼はそういった守るべき対象もなかった。

 

止めない、というのも1つかもしれない。

西欧近代は刑罰権を国家という法的擬制に集約し、その他の社会(イスラムとか)で主流だった同害報復を禁じた。自然状態における、人々の血で血を洗う抗争をなしにした。(本当は、血で血は洗えいないが)

 

ちょっと昔の小説に出てくる名探偵でも、有罪にできる証拠がないので、あえて犯人を自殺に追い込むような手法をとる者もいた。

 

制度ができても、人の感情は、後からになる。また、制度が常に進歩的とも限らない。

とあれ、復讐者に対して有効な言葉を持てないうちは、僕もまだまだなのだろう。

 

ちなみに、ロッキーの表目標はアポロ・クリードに勝つこと、であったけども、裏の目標は何だったか。可能性を見限ってきた周囲を見返すことか。だとすれば、表と裏がうまく一致したことになるけれども、もっとロッキーには葛藤があった気がする。

 

エイドリアーン!