シミーのブログ

好きなもの。読書会、少女マンガ、人文系、宇宙、社会学、ノンフィクション、、、と、好きなものを羅列していけば何かがつかめる気がしています。ブログは主に世の中に対するぼんやりとした主張です。よろしくお願いします。twitter @koro81k

雰囲気イケメン枠

男子は女子と違い、枠が少ない、と思う。

女子は、可愛い、キレイ、格好良い、がある。ギャルがあり、韓国系があり、原宿系がある。けれども男子には、「イケメン」しかない。

 

この狭いイケメン枠を狙い、本来は別のカテゴリーに属するはずの男子たちが、前髪をのばしギターひっさげ猫背気味に揺れることで、「雰囲気イケメン」と呼ばれる。少々の蔑視をこめて。

 

基本的に社会は、男子中心、もっと言うと男子中心の悪しき体育会系システムでできている。そのシステムに過剰適応したモデルが良妻賢母である。個人の人生選択の1つとしての良妻賢母を否定するつもりはないが、それは他人や社会から押し付けられるモノでは断じてない。良妻賢母を無自覚に押し付けるのが悪しき体育会系システムで、昼も夜もない男どもに「手作り」のおにぎりとか差し入れさせる。

 

て感じで抑圧されてきた女子たちは、多様な表現を獲得してきた。可愛い、だけでもグラデーションがある。一致団結の軍国主義はだから、可愛いを帝国から滅ぼそうとした。ダサいもんぺとか着せた。けれども人の心はやっぱり自由なので、可愛いは脈々と受け継がれ、時代ごとの抑圧から離脱し、色んな擬態を手に入れた。

 

いっぽう、悪しき体育会系がスタンダードな社会において、男子の表現形態は一択だった。かつては経済力・教養を備えた「ハンサム」だったが、今はそれらを身につける余裕もないので、インスタントに「イケメン」となった。

 

イケメンとは別枠の人たちを表現する言葉、カテゴリーがないから、とりあえず暫定で雰囲気イケメンと呼んでいるのが、現在の状況だと思う。彼らが楽になるカテゴリーが見つかると良い。だってイケメンは結局は骨格の問題で、それはもうどうしようもないことだから。それぞれの骨に合った格好良さで良いじゃんか。

 

という、雰囲気イケメンでもない男子からの主張。