シミーのブログ

好きなもの。読書会、少女マンガ、人文系、宇宙、社会学、ノンフィクション、、、と、好きなものを羅列していけば何かがつかめる気がしています。ブログは主に世の中に対するぼんやりとした主張です。よろしくお願いします。twitter @koro81k

AIAIうるさいねん

AIが仕事を奪う、人間を超える、なーんて議論がかまびすしい。

僕はIT系じゃないし理系でもないから薄ぼんやりとしかその辺は分からない。こーゆう時は本に頼ってみる。

 

シンボルグラウンディング問題。

=AIが言葉の表記と概念を結び付けられない大きな壁

 

たとえば、「人間らしい」完璧な発言、回答をするbotがあった時、しかしbotはデータに基づいて表面的に回答しているだけで、その奥には“概念”というモノがない。僕ら人は、逆に“概念”が言葉にできなくてもや~っとしたりするわけだけども、botには概念がないからそういった葛藤がない。論理でつながるものはスムースにできる。ぼんやりした概念に基づいた直感とか飛躍はすることが難しい。

 

これが従来のAI。近年の機械学習ディープラーニングは、これを変えた。

 

ビッグデータという巨大な“概念”を扱えるハードウェアの向上、ニューラルネットワークという人間の脳内処理を再現しようとする動向、学習したい内容を論理でまっすぐに突き詰めるでなくあえてノイズを混ぜること。

 

これらが、人間の「直感・大局観」に近い回答を出せるAIを生んだ。

でも、その回答を説明することはできない。ビッグデータを活用した小売店で、「何故だか分からないがそこに人が立っていると売上が上がる場所」を突き止めることはできるが、どうしてそこに人が立つと売上が上がるかの説明はできない。

 

と、いうことで、効率的でばっちりな回答を得ることはできる。

問題は、僕ら人間が、その完璧な回答を受け入れることができるか、だ。

 

テクノロジーはどんどん便利になり、製造コストもがんがん下がっていく。だから完璧な答えを持ったAIは人のすぐそばに、いずれやってくる。「拳銃を持った猿」たる僕らは、それを扱えるだろうか。戦車が発明された時、貴族たちは「やーやー我こそは」と名乗りを上げてから砲撃を始めたけれど、平民上がりの効率重視の人たちのいきなりの攻撃になすすべなく散っていった。人の感性はテクノロジーの後からついてくる。

 

とりあえずは、先を行くテクノロジーと、後から来る人の感性をつなぐ役割があると思う。情動的、感覚的な仕事。説得の仕事、ケアの仕事。

 

そんで、テクノロジーに人の感性が追い付いたとき、それは従来の人の感性とは違うモノになっているはずだ。

その時こそ、文系の仕事じゃなかろうか。

 

自動運転が発展し、人が運転していた時はAさんを助けるかBさんを助けるか、反射神経の問題で選べなかったモノが、自動運転の反応速度なら選べるようになる。自動運転の車でAさんを殺すかBさんを殺すか、選ばせる。何を基準に?

 

て感じで、結局は人の心性の問題だと思うんですよねー。

 

参考:『AIとBIはいかに人間を変えるのか』

   『パンプキンシザーズ

   『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』