シミーのブログ

好きなもの。読書会、少女マンガ、人文系、宇宙、社会学、ノンフィクション、、、と、好きなものを羅列していけば何かがつかめる気がしています。ブログは主に世の中に対するぼんやりとした主張です。よろしくお願いします。twitter @koro81k

つくば牡丹園での出来事

つくば牡丹園では、世界最大級・牡丹とシャクヤク6万株が見られる。僕が行った時には150歳の牡丹などもあり、牡丹=木、シャクヤク=草、という違いも教えてもらった。

 

そこでガイドしてくださった方が、牡丹愛にあふれる素晴らしい方で、お花見の、新しい見方を教えてもらった。「擬人化」だ。

たとえば、黄色の牡丹ちゃんはすごい食べる。養分めっちゃ吸う。そこに、薄赤色とかの牡丹ちゃんが継ぎ木されたりする。いうならば、もんのすごく飯を食べる筋骨隆々のラグビー部員と同室になった文化系男子である。もうね、気持ちが分かりすぎる。

 

また、牡丹は日陰のほうが好きだ。

日中は受粉のために花びらを開くけれど、暗くなるにしたがい花弁を閉じていく。受粉が終了したら花びらが散っていく。

当然ながら、日陰スペースは限られる。園内には愛好家の方から寄贈された150歳の長老が、ばっちり日陰スペースを確保していた。80歳とか90歳の“若僧”は、びみょ~に日が当たる箇所に配置されている。「俺も、いつかあそこに…」と夢見ながら日々を過ごしていると思うと、なんかこう胸にぐっとくる。

 

この見方は、他のお花や、植物を見ていく際にも応用できる。

この虫に好かれるにはどうすれば良いか考える子がいるかと思えば、近くにいる小動物に食べられないためにトゲトゲしくなる子がいたりする。個性がでる。

 

これがフィクションの力だ。もちろん、リアルに、「綺麗~」とぼんやり観ていくのも楽しい。けれど、植物ごとの特性をちらっとでも頭に入れた上で、それを「擬人化」し、この植物とこの植物は相性が良くて楽しそうとか、この色の子ができるまでにどれだけの道程を踏んできたかとか、そうした物語を背景に、お花を観てみるのもまた乙じゃなかろうか。

 

まあ、地形とか、電車とか、無機物に対して何かしら愛着を抱く時、やっぱり頭のどこかで人間的に置換してるんじゃないかしら。

 

と、新しい見方を教えてもらえた、良い場所だった。