シミーのブログ

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高圧扇情機 丸山さん

丸山穂高議員の「戦争しなきゃ北方領土取り返せないんじゃなですか!」なる一連の流れ。以前にお酒でエラーをした後、現職議員でいるうちはお酒飲みませんとTwitterで言っていたにも関わらず飲んでるじゃねえかって点でもうひどい。

 

高圧扇情機。派手な言葉で煽り、自分の信念らしきものに適さないと見做した人には高圧になる。しかも、日本製なので壊れない(なかなか議員辞職しない)。そして安い(言葉が)。

 

最初、維新の会代表の松井一郎議員も、「全体を聞かないと判断しかねる」的なこと言ってたけど、そしてしばしば「全体をみろ」と言われているけれど、どういう文脈だったらこの発言が許されるのか。まったく分からない。まあ、全体をみてみた結果、呼ばれてもいない記者会見に乱入し、「俺、国会議員だから質問に答えてくれる?え?答えない?どういう根拠で答えないの?」と詰め寄るという、よりひどい結果だったのだけども。

 

あと、「真意が伝わっていない、誤解だ」という言い訳。いやいや、ばっちり伝わりましたよ、真意。プーチンさんと戦争したいんすよね。それも自分が前線に立つ戦争じゃなくて、自分と外側にいる人たちに突撃しろって命令したいんすよね。

 

もうね、「全体をみろ」とか、「誤解」とか、そういうのホントうんざりである。

うんざりさせるのが目的かもしれないからうんざりしてばかりもいられないのだけども、やっぱりうんざりである。

 

彼らは、「極右」ですらない。

右翼というのは、伝統とか、歴史とか、ナショナリズムとか、とにかく何かにしっかり拠って立つ人たちだ。古くはそれまでの歴史を全部ぶち壊しにして「新しい人間性」だけを頼りに革命をしようとしたナポレオン一味に対するカウンターとして生まれた。保守主義ともいう。

 

さて、丸山議員は、何に拠っていたのだろう?

 

「フラットアーサーズ」という集団がいる。地球は平らだと信じている人たちだ。彼らには皆既日食も、「うん、地球見えたね、平らだったね」と言い、「俺の家からシアトル見えるし。丸かったら隠れるっしょ」と言い、自分たちの周囲を氷に囲まれていると思っている(したがって彼らのなかに“北極・南極”はない)。

彼らにもインテリがいるので、地球が平らであることを示そうと、実験を行う。しかし、実験結果はことごとく、地球が丸いことを示してしまう。これはおかしいと思い込む彼らは、実験にあたって何らかの不具合が生じていると考え、さらに理論が緻密化していく。丸いじゃんって結果が出てるのは、実験の前提・プロセスがおかしいとなる。

 

つまり、信じたいものだけ徹底して信じ、そしていつの間にか開かれた社会に生き場を失っているから、ますますそのコミュニティに入り込むしかない。

 

なんか、そういう人たちだと思うんだよね。この議員の一派は。

 

そして馬鹿にできない。そういう人たちが確実に一定数いる。

すごい世の中である。