シミーのブログ

好きなもの。読書会、少女マンガ、人文系、宇宙、社会学、ノンフィクション、、、と、好きなものを羅列していけば何かがつかめる気がしています。ブログは主に世の中に対するぼんやりとした主張です。よろしくお願いします。twitter @koro81k

2019上半期私的面白かった本ランキング

あくまで僕個人が読んだもので、この期間に発売したものとは限りません。また、便宜上ランキングをつけましたが、好きな本に厳密なランク付けなんてできるかコノヤロー精神でやってますので、あくまで暫定・参考の順位です。

 

10位 ジェームズ・ブラッドワース『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した』

 

イギリスのジャーナリストが最低辺の仕事を潜入取材。「風邪で休むなど生意気」として懲罰1ポイント、5ポイントで解雇になるアマゾン。「え?タクシー運転手は自営業で社員じゃないんで、補償とか何もないよ。だってそれが自由じゃん!」と宣うウーバー。現実の厳しみ。

 

9位 今村昌弘『屍人荘の殺人』

 

そんなクローズドサークルになるパターンがあったか!という衝撃。犯人の動機はともかく、それ使ってそんなことする?みたいなトリック。本屋大賞3位

 

8位 スー・バーグ『セミオーシス』

 

崩壊する地球から脱出した人類の、異星でのテラフォーミング&ファーストコンタクトもの。「思考する植物」との8代100年にわたる年代記。初代は、「なぜこの植物は人を殺したか?」が大きな問題に。

 

7位 髙田礼人『ウイルスは悪者か お侍先生のウイルス学講義』

 

生き物の定義からびみょ〜に外れたり入ったりするウイルスの不思議な生態。自己増殖が彼らの目的なら、なぜウイルスは宿主を殺したりするのか?

 

6位 國分功一郎『中動態の世界 意思と責任の考古学』

 

現在は能動態、受動態という2つの態の世界だが、古典ギリシア語をはじめ、古代には中動態なる動詞の態があった。言葉が人間の思考を拡げたり狭めたりするものだとしたら、中動態が中心だった世界に、人々の意思はあったのか。

 

5位 ウィリアム・マッカスキル『〈効果的な利他主義〉宣言! 慈善活動への科学的アプローチ』

 

たとえば、1人の人間に完全に健康な生活を提供することを1QALYとすると、盲導犬の育成に寄付することと、学校にノートと鉛筆を贈ることの価値を比べられる。盲導犬で0.3から0.7QALYにアップする人1人と同じ額で、0.5から0.6QALYにアップする子ども10人を救えるなら、とか。もちろん個人の感情も入るけど、慈善活動する前に色々な指標を教えてくれる本だ。

 

4位 北条裕子『美しい顔』

 

前にブログで書いた。東日本大震災という重いテーマを直球で書いてる。

 

3位 内藤正典 『となりのイスラーム

 

イスラームが過激な宗教だとしたら、10億を超える人たちがそれを信仰するわけがない。イスラム教徒が身近に増えてくるであろう世界で、等身大のイスラムの人たちとはどんな人か、優しく教えてくれる。

 

2位 木ノ戸昌幸『まともがゆれる 常識をやめるスウィングの実験』

 

とにかく面白い。障がい者が集まる就労施設での日常。障がい者を差別する障がい者、健常と障がいの区別が曖昧になる出来事、ひたすら自由な詩。最高!

 

1位 真藤順丈『宝島』

 

これもブログに書いた。一気読み必至の直木賞受賞作。

 

皆さまはどんな読書ライフをお楽しみでしょうか。1年の折り返し、後半ももりもり読みたいですね。