シミーのブログ

好きなもの。読書会、少女マンガ、人文系、宇宙、社会学、ノンフィクション、、、と、好きなものを羅列していけば何かがつかめる気がしています。ブログは主に世の中に対するぼんやりとした主張です。よろしくお願いします。twitter @koro81k

BLを読んだことない30代男子が、BLについて考察してみた。

当方の属性は30代男子。水城せとなよしながふみ、など所謂BLと呼ばれる分野出身のマンガは読了経験あり。あと、サンキュータツオ春日太一『僕たちのBL論』は読みました。そこまでやって、ふるふるして実地に踏み込めておりませぬ。

 

同性同士だと、ノンケならば、恋愛風味な重力が発生しない。その軽さ、軽妙さが良いという向きもある。BLはそこに、重力を妄想によって発生させたりする。スラムダンクとか、黒子のバスケとかに、オフィシャルとは違う感情・関係をつけて遊ぶこと。

 

これは、すでにある創作物に妄想を付け加える作業だから、たぶんなるべく原作には書き込みがない方が行間を広げられるし、制作者側がBLってこうっしょ?とか誘導しすぎない方が良い気がする。定まったコースにあえて乗る人もいるだろうけども、BLはとても個人的な嗜みのイメージがあるので、どこへでも進める作品が愛されるんじゃないか。そして多分、多様であるからこそ、同じ本好きでも読んでる本が違うとまったく理解し合えないように、BL好きでも色々あるんじゃないか。

 

なんかねー、男子がBLに踏み出しづらいのは、僕も含めてだけど、身体論と関係性の価値転倒の部分な気がするんですよね。

 

男子は女子と違って、自分の身体のことよく分かっていません。雑です。認識が。

そんな認識の人に、ハードなBLでありそうな、男子の身体をこねくりまわして愛撫みたいな、そういうのはキツい。『ショーシャンクの空に』であったような、刑務所で掘られるみたいな、あーゆうヤツにダイレクトに行くんじゃないかって恐怖感。本当は、女性作家とかが描くことが多いので、愛撫の仕方も多様なんだろうけど、まず身体性のとこでひっかかる。

 

あとは、関係性。表の世界ではオラオラ上司が、夜には「昼間はごめんよ〜」と猫撫でになって価値転倒するような落差はまあ良いとして、それを男子がやるのか〜、という違和感。

 

やっぱり僕にしても、古いふるいジェンダー観があるのだろう。女子のように軽やかに、役割を、キャラクターを、乗り換えていくことができない。BLは、性別による差がない同性だから、ラヴらしきものが発生するために、しばしば役割の分担が起こる。その変身、メタモルフォーゼは、ふだん女子のみなさんは自覚的にしろ無自覚にしろやってることで自然なんだろうけど、そのBL文法を身につけるまでが。。。

 

って感じで、メッチャ手前でもんやりしておりますが、興味はあるのでいずれ触れる分野だと思います。あしからず。