シミーのブログ

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心霊現象の減少 たぶんこうだったんじゃないか劇場

90年代から00年代前半くらいまでだろうか。テレビとかでは、心霊現象についての番組が多かった。奇跡体験アンビリーバボーでも、不思議な現象についての回が何回かあったし、「お分かりいただけただろうか?」みたいなナレーションとともに曖昧な(ぼや~っと人の顔が写っているような)映像を2回見せる手法の特別番組もいろいろあった。

 

時代も、あったのかもしれない。1999年は世紀末。ノストラダムスの大予言など、オカルトな時代の空気感もあった。

 

翻って現代。なかなか、心霊現象のようなエンタメを見なくなってきた。

1つには、「画素数」があるのかもしれない。4Kとかで心霊現象とか見るのイヤだしね。あれは、ブラウン管のような、こう、ざーって電波が流れるような雑なテレビだからこそ、スキマに入り込む余地があったんじゃないか。或いは、フィルムカメラのような。現像でじわ~っと浮き上がってくるような、そうしたスキがあるから人の心象を現すような心霊がそこに入れたんじゃないか。デジカメやスマホでは、入り込めなかったものが。

 

心霊はそもそも、現代人の感性そのものっていうか、1人ひとりで視るものな気がする。いっぽう、妖怪は、その土地の伝承とか、もっと集合的に視るものだから、その土地がある限り、生き続けるし、形態もあまり人によって変わらない。(河童は緑!)

 

1人ひとりで心霊は視るものだから、食べ物の味と同じで、完全な共感はできない。その人が視えるものを、別の人が視えるとも限らない。それは、曖昧なモノを解釈するってことだ。今のスマホや4Kは、曖昧じゃないから。みんなで同じキレイなものを、解釈の余地なくしっかり体感しようって思想だから。心霊たちは陰をひそめた。

 

あと、『リング』とか、観た当時はめっちゃ怖かった。それはハード面の支持もあったように思う。ビデオデッキ。呪いのビデオ。そのビデオを観たら、呪われる。ダビングをしないと、観た人には凄惨な死が訪れる。

 

これが、DVDや、ましてやサブスクリプションである「呪いのネットフリックス」なんてことはちょっと想像しがたい。定額呪われ放題。なんだろう、何が違うんだろう?

なんか、呪いのDVDって時点で、もうすでに画素数がだいぶあるっていうか、キレイすぎるっていうことかな。ビデオってとこが絶妙だったんだよね。呪いの手紙⇒呪いのメール、みたいなのも一時流行っていたけれど、呪いのLINEとかもうないもんね。友だちに拡散しないと呪われる、みたいなのないし。

 

んー。

 

お分かりいただけただろうか?