シミーのブログ

好きなもの。読書会、少女マンガ、人文系、宇宙、社会学、ノンフィクション、、、と、好きなものを羅列していけば何かがつかめる気がしています。ブログは主に世の中に対するぼんやりとした主張です。よろしくお願いします。twitter @koro81k

「ブラック」の定義を考えてみる。

ブラック企業、ブラック部活、ブラックバイト。ブラックな場所が増えた。「一寸先は闇」とか言うけれど、一寸ちょっと先が闇だったらもうすでに闇じゃね?すなわち世の中だいたい闇≒ブラックじゃね。

 

このブラックって、イメージはいろいろできる。理不尽なシゴキ、デスマーチ、法令違反、人権侵害。。。ただ、定義っていうと、人それぞれな気がする。人それぞれなので、まあ、定義は必要ないってことかもしれない。

 

なので、あんまり深くは考えていないんだけど、ブラックって、シンプルに「思想信条の自由を認めないこと」なんじゃないかなぁ。独裁体制下でも、たとえば中国みたいに、ある程度の経済発展を遂げた場所ではうっすら自由度があったりする。逆に、日本のような民主主義と言われている国でも、世間的にアウトな言動をしたら袋叩きにされて自由にできないってこともある。自由には責任が伴う、ってことかもしれないけれど。

 

だから、ここで言うブラックは、独裁などのような体制とはちょっと違う。

もっとこう、ねっとりしたもの。

例えるなら、『クリーピー~偽りの隣人~』のごとく、何故かその人の精神を浸蝕していって、抵抗できないようにする。そんで、異常性格者本人は、自分では手を下さない。支配下にしたヤツにやらせる。手を下した人はそれに手をつけることによって、もう抜け出せなくなる。

 

組織には、組織の論理がある。個人の思惑を超えたところで蠢いている思想がある。この思想が、個人個人の「思想信条」を浸蝕し、理不尽なことにも従順に従うようにしていった時、ブラック企業・ブラック部活・ブラックバイト、は生まれる。

 

えてして、こうした組織の支配者は、他の場面では優しいし、普通なんじゃないだろうか。24時間フルタイムで異常なのではなく、ブラック組織にいる間、支配者にも何か組織の化物がとりついて、それが他の人たちにも感染して、抜け出せなくなる。

 

だから。

 

イヤなものは嫌。ダメなものは駄目。と。しつこく主張し続けることって案外大事だと思う。もちろん、ある程度の折り合いは必要だけど、そんで主張したところで長く続いてきた組織の化物を倒すのは容易じゃないけれど、とにかく言い続ける。そうじゃないと、慣習の力は強いので、はじめは大したことない、自分の外側にあったものが、いつの間にか自分の心の内側まで黒く染めだしてしまう。

 

一寸先は闇、なんじゃない。自分の心の中に闇は入り込んでくる。

 

ブラックは、強い色だ。でも、負けない。