シミーのブログ

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電車の中で足を広げる人と、優先席でのヘイトと。

電車内はパブリックだ。公共だ。もちろん、JR、私鉄ともに、民間の営利企業だけど、不特定多数の人がそれぞれの目的(地)を目指し、バラバラに何となく寄り集まっている。機能としては、公共である。

 

こと日本においては、公共の場は、我慢の場所だ。公園ではボール投げをしちゃいけない。バーベキューもいけないし、煙草も吸えない。公共だから何をしても良い、ではなく、公共の場だから私的領域とは違って身勝手なふるまいは許されない。なんて日本的な感覚だろう。事実、電車内で電話とかしてて、ふとそっちを見ると、外国人だったりする。外国人なだけで、誰も注意しない。外国人はこうした日本の公共性から免除されている。だからそもそも、外国人を日本の公共の場に入れない、みたいな発想が出てくる。「あいつらは秩序を乱すんだ」とか言って。

 

さて、同じく電車内で、足をでーんと1席半くらい伸ばして座っている人などがいる。女性だと小股が見えてしまうので、たいてい、雑な感性っぽい男性である。先の、公共の場では身勝手なふるまいは許されない、って暗黙のルールからいくと、この人の行いは目に余る。

 

でもちょっと考えてみると、別に、足を二人分開けて座らないこと、って明文化されているもんでもない。公共の場を、別に各人が自由にふるまって良い場、って考え方と捉えると、まあ彼は自由に振るまっているわけで、構わないんじゃないか、って見方もできる。

 

ただし、公共の場において自由に振る舞って良い、には、条件がある。

「人に迷惑がかからない限り」

ガラっがらで、座る人がそんなにいない環境下なら、彼の行為は是認できる。けれど、狭い車内で、座りたい人が座れない状況だと、とたんに、彼の行いは悪になる。

 

ということで、彼の行いは、人に迷惑がかかっているからダメなのであって、迷惑がかかっていないなら足を広げたってかまわない。

 

先日、優先席に生理痛で座った女性が、隣に座った老人に、タブレットで「ここに座んな○○」とヘイトを向けられたことがニュースになっていた。この老人の理屈は、「優先席は座る者が決まっている(老人・妊婦・障害者)。なぜ、お前がここに座るのか」というモノだ。ただ、優先席は、「お気持ち」である。譲り合いの心の奨励である。決して、誰かのための席ではない。それやったらアパルトヘイトだし、人種差別と同じだ。

 

公共の場は、誰のものでもない。だから、何をやっても良いって考えもあるし、何もしちゃいけない、って考えもある。それは、「人に迷惑をかけない限り」である。この老人は、誰にも迷惑をかけていない女性に対し、ヘイトをした。許されざる者だ。

 

まあなんか、人が多すぎますよね、根本的に。